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新生!熱血ブラバン少女。

大阪取材会

「贅沢な舞台に」浅野ゆう子も現役ブラバン少女の生演奏に期待!




“もしかしたらこれが最後かもしれない”と
一つひとつの仕事に対して思うように


浅野ゆう子


学校長役を務める浅野ゆう子が大阪市内で開かれた取材会に出席し、作品にかける意気込みなどを語った。

役柄について尋ねると、次のように話した。「私は西北女子学園吹奏楽部を廃部にしようとしている学校長を演じさせていただきます。今までにない、爽やかすぎるほど爽やかなお役だけに、私にとっては新たなチャレンジのキャラクターでもあります。この作品の登場人物は全員が良い人とお聞きしました。でも、せっかく出していただきますし、私はヒールの役が好きなので、お稽古に入ったら何かしら意地悪はしたいと思っています(笑)。お客様には最初のうちは頑固な学校長だと思ってもらえたらうれしいです」。

物語の舞台は福岡県。浅野の博多弁も期待してよいだろうか?「それは無理です(笑)。なので、学校長は博多の人ではないという設定にしてもらいました。私が“ばってん”とか言っても違和感があると思いませんか!? たぶん、似合わないと思います。でも、稽古中に皆さんの博多弁がうつって、要所要所で出るかもしれないですね。そのへんはどうなるでしょう」と不敵な笑みを浮かべた。

高校野球が大好きで、甲子園球場にも足を運ぶという。「夫と一緒に甲子園に観戦に行っています。どの学校も吹奏楽部の演奏が素晴らしいですよね。特に好きなのは習志野高校吹奏楽部の“美爆音”。『レッツゴー習志野』や『ジョックロック』も好きです。でも去年は、アルプススタンドで全然関係のない慶應義塾高校の歌を一緒に歌っていました(笑)」。

下積み時代から地道な努力を続け、年齢を重ねて相方の博多大吉とともに大輪の花を咲かせた華丸は、以前から気になる人物だった。初共演の喜びをこう話す。「華丸さんにはもともと注目していました。非常に魅力的な方だなと思いながらテレビなどを拝見していました。舞台をやっていらっしゃることも、もちろん知っていました。華丸さんとご一緒させていただけることも私にとってはチャレンジですし、うれしいことです。新しいものをたくさん蓄えていらっしゃる方だと思うので、素敵な刺激をいただけるだろうなと思っています」。


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現在は1年に1回のペースで舞台作品に出演している。「一つの芝居、一つの役を何度も何度も演じさせていただく機会は舞台以外にありません。今もそんな場所をいただきたいと願うのは、まだまだ俳優としてやっていきたいという私の気持ちの表れかなとも思います。60歳を過ぎて、しかもコロナ禍になって余計に考えることは、いつ、どこで何が起こるかわからないということ。刹那的に生きるつもりはありませんが、“もしかしたらこれが最後かもしれない”と、一つひとつの仕事に対して思うようになりました」。

全23回の博多公演を経て大阪は新歌舞伎座に登場する。「王道の青春物語かもしれませんが、幅広い年齢層のキャストで組まれていますので、いろいろな世代の方に心地よくお届けできるのではと思います。若い人たちが青春を謳歌して、頑張っている姿は、きっとどの世代の方にも感動を与えると思います。私もおそらく彼女たちから感動をもらうことになると思います。そして、物語の最後には約50人の“リアルJK”による吹奏楽の演奏をお届けします。この迫力たるや、きっと普通の芝居では感じられないことかと。全国大会にも進出する実力の持ち主である彼女たちの演奏も聴ける、とても贅沢な作品だと思います」。


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(取材・文/岩本和子 撮影/髙村直希)


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